M-1グランプリのぺこぱの得点と審査員のコメント
M-1グランプリ2019で旋風を巻き起こし、見事優勝した「コーンフレーク」のミルクボーイ。
そして、もう1組注目を浴びたコンビが、「ノリ突っ込まないボケ」のぺこぱである。
ぺこぱはM-1の順番は最後で、もう大勢はだいたい決まったかな、と誰もが思っていたときに後方から一気に和牛を抜き去り(合計654点でわずか2点差のハナ差)決勝ラウンド進出を決めた。
登場シーンこそ、テンションが高いだけのキャラ物かな、と思ったひとも多かったかもしれない。
しかし、序盤の掴み、「かぶっているなら俺がよければいい」でちょっと違うぞ、となってからは一気にぺこぱの展開となった。
審査員も、最初は抵抗があったものの、どんどん大好きになっていった、とコメントしている。
以下は、Mー1グランプリのファーストラウンドのぺこぱの得点と、審査員のコメントである。
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オール巨人 93点
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〈審査員のコメント〉
志らくさんと同じで、最初こういうキャラは好きになれないと思ってたけど、どんどん好きに。あと彼らのM-1への心意気のコメントを前に読んで、今まで着物やローラースケートやったり、それを捨ててここにくると、その気持ちが嬉しいよね。
ナイツ塙 94点
〈審査員のコメント〉
着物のときも見てたけど、色々やって今ぺこぱの最終形。関西弁の三組のなかに入った、というのは凄いことだなと。
立川志らく 91点
〈審査員のコメント〉
最初見たときは私の大っ嫌いなタイプの漫才だと思ったら、どんどん好きに。点数は低めだが、ほんとは82、3点だったのが、ぐうっと上がって大好きになった点数。
サンドウィッチマン富澤 94点
〈審査員のコメント〉
会うたびに違うことやってるから迷ってるなあと。化粧は捨てられないんですね(笑)
中川家礼二 92点
〈審査員のコメント〉
面白かった。松陰寺くんのキャラはわかるけど、シュウペイくんのキャラがまだ固まってないのかなと、それがちょっと気になる。でも癒されますね。
松本人志 94点
〈審査員のコメント〉
ノリ突っ込まないボケ。新しいとこついてきたよね。和牛、破れる、という衝撃的。
上沼恵美子 96点
〈審査員のコメント〉
10組も見ると疲れてくるが、また活性化された。新しい、ツッコミ大好きなすび。すごく好き。
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次に、M-1決勝ラウンド進出が決まったあとのぺこぱのコメント。
シュウペイ : M-1、始まるよ〜!!(今田「始まってますよもう!」)
松陰寺 : 一生に一度の思い出、一緒につくっていこう。どうもありがとう。(今田「さあ、どういう思い出に最終的になるんでしょうか」)
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決勝ラウンドも同じテイストのネタで勝負したものの、残念ながら、ぺこぱは決勝ラウンドでは一票も入ることはなかった。
しかし、のちにラジオでオードリーの若林がぺこぱのネタに感動で涙したとコメントしたり、ぺこぱ風のツッコミを模した様々なツイートがつぶやかれたりと、ぺこぱは確かな爪痕をM-1グランプリに残したコンビとなった。