M-1の採点結果とネタ順【2020】
結果
M-1グランプリの2020年の決勝は、昨年のミルクボーイのような特定のコンビの圧倒的な強さはなかったものの、それぞれが、そのコンビらしさを発揮した大会だったと思う。
審査員は、オール巨人、サンドウィッチマン富澤、ナイツ塙、中川家礼二、ダウンタウン松本、上沼恵美子。
以下は、M-1グランプリ2020決勝のファーストラウンドの審査員別の採点結果(順番は順位通り)となる。
ファーストラウンドの1位は、おいでやすこが。2位は、マヂカルラブリー。3位が見取り図だった。
審査員も、色々と判断が分かれていた模様で、ある審査員は得点が高い一方で、別の審査員は採点が辛口、ということも少なくなかった。
同様に、ファイナルラウンドの結果も、過去ないほどに分かれた。
M-1グランプリ2020 ファイナルラウンドの結果
全体的に上沼恵美子が甘めの採点が多く(全員90点以上)、優しいコメントで、大会後に、野田クリスタルも「上沼さんに叱られる役割を担う引き継ぎ相手がいない」と語っていた。ファイナルラウンドでは、おいでやすこがを選出した。
ファイナルラウンドの結果
- 巨人 見取り図
- 富澤 マヂカルラブリー
- 塙 見取り図
- 志らく マヂカルラブリー
- 礼二 マヂカルラブリー
- 松本 おいでやすこが
- 上沼 おいでやすこが
オール巨人は、むしろ一番冷静に採点し、他の審査員が点数が高くても、一人だけ点数を低くつけている、ということが目立った印象がある。特に、東京ホテイソンやマヂカルラブリーなどは果たして「漫才」かどうか、というのが重要だったように思える。その点で、見取り図やおいでやすこがを、漫才として高く評価したのだろう。
PR
ダウンタウン松本は、ファーストラウンドの最高得点がおいでやすこが、決勝ラウンドでもおいでやすこがを選んでいる。
ネタ順
ネタ順や空気の流れも大事なM-1グランプリ、えみくじで決められたネタ順は以下の通り。
- インディアンス(敗者復活)
- 東京ホテイソン
- ニューヨーク
- 見取り図(ファーストラウンド3位)
- おいでやすこが(ファーストラウンド1位)
- マヂカルラブリー(ファーストラウンド2位)
- オズワルド
- アキナ
- 錦鯉
- ウエストランド
ネタ順のトップバッターは、しょっぱな敗者復活戦からのインディアンス。本人たちも待っているより出番が早いほうがよかったとコメント。ネタの勢いのまま、大会全体を盛り上げる。
上位陣が中盤に集まっているので、一通りの盛り上がりのあと、アキナの点数が伸びなかったことを、アキナ本人たちは「恥ずかしい!」と嘆いていた。
キャッチコピー一覧
M-1グランプリと言えば、紹介の際に流れるキャッチコピーもかっこいいと評判。
以下は、M-1グランプリの2020年大会ファイナリスト芸人のキャッチコピー一覧。
- 東京ホテイソン 静ボケ剛ツッコミ
- ニューヨーク ダークにリベンジ
- 見取り図 真逆の才能Ⅲ
- おいでやすこが 個性と技のハーモニー
- マヂカルラブリー 我流大暴れ
- オズワルド NEO東京スタイル
- アキナ 覚醒するファンタジスタ
- 錦鯉 おっさんずバカ
- ウエストランド 小市民怒涛の叫び
個人的に好きなキャッチフレーズは錦鯉の「おっさんずバカ」と、ウエストランドの「小市民怒涛の叫び」。マヂカルラブリーの「我流大暴れ」もよかった。