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感想・レビュー

爆オン時代のチュートリアルのネタ「おはぎんぐ」



爆オン時代のチュートリアルのネタ「おはぎんぐ」

高校時代には、お笑い番組を熱心に観た。その一つがNHKで放送されていた『爆笑オンエアバトル』。通称『爆オン』だった。

コントから漫才、漫談まで様々なジャンルの芸人たちがネタを披露し、会場のお客さんがゴルフボールの数で審査、もっとも点数の高かった上位5組がオンエアされる。

だから、お気に入りの芸人さんが出演すると楽しみに待っていても、オンエアに載らない、という残念なこともある(それが醍醐味でもある)。

爆オンには、アンジャッシュやアンタッチャブル、陣内智則、麒麟やタカトシ、チュートリアルなど、今一線で活躍している多くの芸人も若手時代に出場し、年間王者を決めるチャンピオン大会が一年に一度開催された。

僕が印象に残っているチャンピオン大会は、2003年の第5回大会。

そのときの優勝はアンジャッシュ。2位はアンタッチャブル、3位は$10(テンダラー)、という順位だった。

出場メンバーが皆素晴らしく、ビデオに撮って一人で何度も繰り返し観た。

特に好きだったのが、まだ結成5年目くらいだったと思う、20代後半の若手だったチュートリアルのコント「おはぎんぐ」。

チュートリアルの順位は11組中の9位(ちなみに10位はスピードワゴン)。

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その結果に、なんでこんな順位が低いんだ、絶対チュートリアルが優勝だろっ! と憤った覚えがある。

この「おはぎんぐ」というネタは、女装した福田扮する福田充子がアルバイトで始めたおはぎ屋の店長(徳井)とのやりとりを描いたコント。

もうすでにチュートリアル独特のシュールな状況設定と、妄想癖な徳井に振り回されつつも絶妙な温度で流したりツッコミを入れる福田、という特徴が全開に表れている。

ネタ中、徳井から見ると福田はおはぎ界を背負っていく宿命を負った女性。

おはぎんぐとは、おはぎを売るための技術で、まずおはぎを両手に持ち、客の目を見つめる。

そして、右手と左手を交互に旋回させるようにして客に近づいていく。おはぎを売るためには、この「おはぎんぐ」を施さないといけない。

このネタは、チュートリアルを本格的に好きになったきっかけのネタでもあった。

また、この爆笑オンエアバトルの第5回チャンピオン大会が、「お笑い」がほんとうに好きだという風に目覚めたきっかけの番組だったかもしれない(個人的にもう一組面白かったのが、チャイルドマシーンのネタ。彼らは最下位だった)。

ハイスクールマンザイ

ハイスクールマンザイは、2009年から行われている高校生のお笑いチャンピオンを決める大会。よしもとクリエイティブ・エージェンシー主催で、通称「H-1甲子園」。2008年までは「全国高等学校お笑い選手権 M-1甲子園」という大会だったが、2009年にリニューアル。第一回大会の決勝進出者には、現霜降り明星の粗品がいる(「スペード」というコンビで出場)。

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