霜降り明星せいやの小学校時代の先生の元相方
若手お笑いコンビ霜降り明星のボケ担当のせいやは、大阪生まれ大阪育ちの根っからの「お笑い少年」。
小学校にあったお笑いクラブに入ったり、クリスマスにM−1のDVDをお願いしたり、また六年生のときにはコンビを結成してNHKの素人漫才大会で優勝するなど、お笑い道まっしぐらだった。
この小学生のときに入っていたお笑いクラブで顧問をしていた「しょーじ先生」という恩師は、元芸人で、朝登校すると黒板に大喜利のお題が書かれ、子供たちが回答を「面白ボックス」に入れる、という遊びを行なっていたと言う。
せいやは、この頃に「笑いのいろは」を学んだと言う。
また、しょーじ先生は当時、「俺の元相方は今『ダウンタウンDX』で放送作家をしている」と語っていた。
小学生だったせいやは、「放送作家」と言われてもその意味がよくわからず、どうせ嘘だろう、と軽く受け流し、そのまますっかり忘れていたと言う。
それから10年以上の月日が経ち、霜降り明星が『ダウンタウンDX』に出演した際のこと。
収録前に楽屋の扉が開き、入ってきた男のひとが唐突に言った。「せいやくん、俺しょーじの相方」。
小学生時代の恩師の元相方が、ほんとうに『ダウンタウンDX』の放送作家で、今もまだ現役だったのである。
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あのときの先生の言葉が本当だったこと、まだ現役として続けていたこと、そして、その世界に自分が今立ってこうして出会えたことに、せいや自身「小さな奇跡」と語っている。